BROMPTONに乗って福井・敦賀で景勝とお魚を満喫
近いのになぜかあまり行けない福井県。とくに敦賀は、行っても雨だったりして… なかなか自転車で走れないのが寂しい
2020年12月、ありがたいことにとてもいいお天気の敦賀で、いい景色とお魚を堪能した。海なし県(滋賀県)在住者には、福井の海は憧れの存在なのだ
敦賀駅から観光スタート
敦賀駅に降り立ち、自転車の準備
この日の敦賀駅到着は9時頃、午前中にたのしく散策し、ゆっくりランチを食べる作戦だ
この日はBROMPTON2台と「ロールトップバッグ」で出かける。一番右が28L入る「ロールトップバッグ」、これだと2泊3日くらいの旅行でも安心だ
遠出用グッズ(パンク修理関係など)に加え、2人分の輪行バッグを入れても余裕あるので、帰りにはここにお土産を詰め込んで帰るべし
まずは氣比神社へ
ふわふわ自転車に乗って商店街を走り、まずは「氣比神宮」へ
北陸道総鎮守の立派なお社。いつ来ても人が多いので、人通りの切れたタイミングでサッと撮影
お隣にある駐車場に自転車を停めて社内へに入り、敦賀に遊びに来たご挨拶と旅の充実を祈るのだ
何はなくとも「海」に行く
海への渇望がかなりあるので、海の近くに行ったらまずは海を見に行く
「海なし県・滋賀在住だから」とよく書いているけど、元々住んでいた京都でも海は非日常で、だからこそ海が気になってしまう
ちょうど停まっていた船の前で1枚
「これ全部海水なんだよね」なんて馬鹿な会話をしつつウロウロする
敦賀鉄道資料館を見学
以前来た時にみつけた旧敦賀港駅舎のかっこいい建物の前で記念撮影
これは「欧亜国際連絡列車」の発着駅だった建物を再現したものだそう
内部は敦賀鉄道資料館になっていて、なんと無料という太っ腹
敦賀の鉄道に関する歴史の展示のほか、鉄道資料や列車模型などもある
こういう鉄道を含めた、輸送関連の記念館ってめちゃめちゃ好き。自分がじわっと鉄風味だからっていうのもあるけど、街の歴史や成り立ちをすごくわかりやすく教えてくれて、すごく楽しい
いや輸送関連だけじゃなく、こういう小さな博物館や記念館… いいよね。自転車旅の醍醐味感ある
敦賀赤レンガ倉庫も少し
海運の町・敦賀には、いい感じの倉庫がたくさんある
その中のひとつ、いやふたつが、「敦賀赤レンガ倉庫」としてレストラン&ジオラマ館として利用されている
この建物、1905年に建てられた当時は石油貯蔵庫として使われており、その後は最近まで昆布貯蔵庫として使用されていたんだそう。石油貯蔵庫から昆布貯蔵庫! すごく敦賀っぽくはあるけど、かなりの大転身じゃないか!
ジオラマを見る場合は入場料400円。全長約27メートル、最大奥行き約7.5メートルの大「ノスタルジオラマ」が見られて、鉄道も動かせるとのことで…
かなり心惹かれたんだけど、結構子どもさんが多く、子どもたちの邪魔になってはいけないので今回は外から見るだけ
景勝地「気比の松原」に行こう
日本三大松原のひとつ「気比の松原」
長さ約1km、広さ約34万m²という広大な土地に、松が茂る景勝地
なんだかダイナミックな景色に圧倒される
夏には海水浴客で賑わうんだそう。すごい、砂浜だ! とテンション上がるね
どこまで自転車で行って良いのかわからないけど、クルマが走っているところは自転車に乗って、そうじゃないところは押して散策
約34万m²なんて全部回れるわけないので、なんとなーく雰囲気を味わっただけだけど
今の時期は人も少なくて、静かでいいね。海と松林をほぼ自分たちだけで楽しんじゃったぞ
史跡「武田耕雲斎等の墓」?
次の目的地を目指す道すがら、目に入ったのが「武田耕雲斎等の墓」の文字
「等」の墓っていうところが気になって、松原神社さんに立ち寄った
こういう、「ちょっと寄り道」が自転車旅のいいところ。予定になくても楽しそうならどんどん寄り道する
武田耕雲斎とは「水戸天狗党」の首領。幕末に尊王攘夷を唱えて挙兵し、朝廷に訴えようと京都へ上る途中に敦賀で捕らえられたとされる人物
このとき、幕府の命により353人もの人々が処刑されたという。「武田耕雲斎等の墓」というのは、武田耕雲斎を中心とする天狗党の人々が埋葬された墓所を指す
こういう「あまり知らない」ことを知り、帰ってから調べたりするのもまた楽しいものなのだ
社内には武田耕雲斎の銅像も建っている
2021年の大河ドラマ『青天を衝け』では、津田寛治さんが武田耕雲斎役を演じている
博物館通りを散策
雰囲気のある町並みが残るという「博物館通り」へ
短い通りではあるけど、小さくてかわいいお店が並んでいて、立ち止まって写真を撮りたくなるスポットがたくさん
新しいお店もあり、古いお店もたくさんあり。なんだかいい雰囲気だ
写真ではわからないけど、チラチラ雪も舞っていて風情バツグン! だったのも嬉しかった
ここは通り名の由来にもなっている「敦賀市立博物館」
昭和のはじめて建てられた旧大和田銀行本店を利用したもので、外観の風情だけでも最高じゃない? っていう
この壮麗な建物の内部には、銀行に関する展示のほか、港や鉄道など敦賀の歴史がわかる資料もたくさんある
お昼は旨い魚を食べるのだ
あちこちのんびり見て回っていたら、あっという間の12時
そろそろご飯でもってことで、お魚が美味しいお店「お食事処なかや」さんへ。実はここ、事前に地元の方に教えていただいていたオススメ店で、すごくすごく楽しみにしていた
日替わりランチもあるけど、せっかくなので特製のお弁当を選ぶ
お刺身あり、焼き魚あり、松前漬けあり、お魚の揚げ物もあり… とお魚づくし。これこれ、こういうのが食べたかった。写真には入ってないけど、さらにお味噌汁と小鉢付き
ご飯に載ってるちりめん山椒がまた! にくいなぁってか、嬉しいなぁ
味は? っていうと、それがもう「全部旨い」。なんかバカみたいな感想なんだけど、そうでしかないからしゃーない
店内の看板に書かれたお品書きも魅力的だったので、今度はランチじゃなくて夜に来たい! けど。。。 電車で帰ると思うと日帰りではなかなか難しいかな? 泊まりで来るべしだ?
お食事処なかや
住所 : 福井県敦賀市本町1丁目7-14
帰りの電車を待つ間に
のんびりのんびり楽しんだランチも食べたしそろそろ帰るか? と駅に戻ったものの
敦賀から滋賀県へと向かう電車は1時間に1本しかない。しかもなんと3分前に出たばかりというバッドタイミング
さすがに時間がもったいないから、もう1度どこか見に行くかな? と思うけど、でも1時間弱では行けるところも限られる。どうするか? と悩んで… ふと浮かんだのが駅前のお店で見かけたコスプレ衣装
駅前から氣比神宮へと向かう商店街のいくつかのお店に、松本零士さんのキャラクタさんになりきれる衣装が置いてあったのを横目でチラチラ見ていたのだ
アレ、もしかして貸してくれるのでは? と、検索をかけると… やっぱりあった。衣装レンタルサービスが
駅近くの何軒かのお店や駅などの数箇所で、松本零士さんキャラの衣装を貸してもらえるんだそう。しかも「無料」で。嬉しいではないか
「オルパーク」で衣装を借りて
というわけで、駅直結の施設敦賀駅交流施設「オルパーク」で『銀河鉄道999』の車掌さんの衣装をレンタルしていただいて… いそいそ着替えて記念撮影
本当はズボンもあるんだけど、今回は上着、帽子、手袋、腕章で。うんうん、いいじゃない
車掌さんと並んで記念撮影を
せっかくなので、駅前に並ぶ松本零士さんの石像から、関係するものを選んで記念撮影
『銀河鉄道999』のと、車掌さんとも一緒に。車掌さんとはあえて同じポーズで
なんか楽しくなってきたぞ
他には「キャプテン・ハーロック」「星野鉄郎」「メーテル」「クイーン・エメラルダス」の衣裳がラインナップにあるそう
女性キャラは… みんなスタイル抜群すぎてハードル高いなぁ。でも、せっかくなので! 着てみるのもいいんじゃないだろうか?
ちなみに駅前のオルパークにはレンタサイクルもあるので、輪行じゃなくてそれを利用するのもいいかも!?
2020年12月10日(木)福井県敦賀市
敦賀駅からぐるっと観光(10km程度)
今回の自転車は
●BROMPTON「M6L」
●BROMPTON「S2L」
この日の動画はこちら