冬の伊吹で廃線跡を走る「伊吹せんろみち」
年末押し迫る12月
普段ならかなり寒く、曇天もしくは、雨や雪の続く季節だけど、なんだか今までにないほどあたたかく、ぽかぽか陽気… どころか「もしかすると暑い?」みたいな日
せっかくだから、ちょっと長い距離でも乗ってみようかな? と、あえての伊吹山方面へ向かう
冬の伊吹山に向かって
この季節、例年だと伊吹山にはもう雪が積もっていて当たり前
だけどこの日(2023年12月13日)は伊吹山にはまだ雪がなく、山肌がキレイに見えている。やっぱり異常気象なのかな? なんて思いつつも、自転車乗り的にはすごく嬉しくありがたい
そんな伊吹山に向かって、ゆっくりゆっくり走って…
今回のメインは「伊吹せんろみち」と呼ばれる廃線跡。ちょっといい雰囲気の道をのんびり走る旅は、2023年のラストを飾る(多分)にふさわしい内容なんじゃないだろうか?
なんて
今回もやっぱり先に昼食を
しっかり長い距離走りたいので、早く起きるぞ!
と思っていたんだけど、どうしてもお布団と離れがたい季節
グズグズしているうちに時間が過ぎ去って、あっという間に11時
本当は伊吹山の近くで立ち寄りたいお食事処もあったんだけど、スッパリ諦めてもう少し近くのお店をターゲットにする
ってことで以前から行きたかった、坂田駅近くの「海鮮黒すし」さんへ
ここ、すごくリーズナブルで美味しいってどなたかに教えていただいて、以来ずっと気になっていたのだ
こちらはお寿司7貫と天ぷら、茶碗蒸しがついた「黒すしランチ(1200円)」
お寿司は小ぶりで食べやすく、天ぷらは海老やナス、かぼちゃ、まいたけなどあって嬉しい
いろんなものがちょっとずつ食べられるのって、ホントにありがたいね。年々そうおもうようになってきた
ちなみに汁物は「あら汁、あさり汁、ミニうどん、ミニそば」から選べるという嬉しい仕様。今回は「あさり汁」にしてみた
寿司10貫がついている「上ランチ(1100円)」。こっちは「あら汁」をチョイス
「黒すしランチ」の7貫にプラス3貫なのかと思ったけど、結構内容も違うのね
お昼から贅沢気分のランチを満喫して、いざ伊吹山へ
海鮮黒すし
住所 : 滋賀県米原市宇賀野大苗代2-27
醒ヶ井を通って近江長岡へ
醒ヶ井を通って、近江長岡方面へ
ここからも伊吹山がクッキリキレイに見えている
この小さな橋のところ、いつも写真撮りたくなるんだよね。横の大きな道はトラックもびゅんびゅん走っているけど、この橋を渡っている人もクルマも見たこと無い
反対側には物語の導入にもなりそうな小さな踏切がぽつんとある
この奥に何があるっていうんだろう? ちょっと渡ってみたけど… 荒れた細い獣道みたいなのがあるだけで… 何かの施設とか、祠とか? あったら怖いのですぐに引き返す
いやでもこういうのって山や川の管理関係か、小さな寺社があるんだろうけど
以前の自転車旅も
今回のコースは以前行ったこちらとも近い場所。摺針峠を超えていくことが多いけど、冬は万が一クマが出たら… と思うので峠を避けるコースででかけた
「伊吹せんろみち」を走る
いよいよ「伊吹せんろみち」へ
このコースが好きなので、ちょこちょこ走っているんだけど、こんな年末に来るのははじめてかも!? 例年だと積雪や凍結もあって、あまり冬に近づこうと思わないからね
さて、この「伊吹せんろみち」はざっくりいうと廃線跡
「大阪セメント伊吹工場」からセメントを運び出すために敷かれていた専用線の跡だという。その後「伊吹せんろみち」として整備され、およそ2.5kmほどの歩いたり、自転車で走ったりできる遊歩道になっている
伊吹せんろみち
住所 : 滋賀県米原市村木
一部、道路と交差する場所はあるけど、基本は「自歩道」
クルマはいないし。人も少ないので周囲を気にせず走れるのがいい。この日は本気で誰とも会わなかったので、とくにのびのび走れたかな? もっと長いと、より楽しいのになぁ
景色が多彩でステキなのだ
トンネルが2箇所あったり
森のような風景の中を走ったり
たった2.5kmとは思えないくらい、景色が変わるのが楽しい。とくにトンネルはいつもワクワクで、めちゃめちゃ写真撮っちゃう
サイクリングには「誰もいないところを走る楽しみ」みたいなものもあるんだけど
それが手軽に味わえるのもステキだなと、いつも思うのだ
四季の風景も楽しみのひとつ
四季折々の風景も楽しみのひとつ
この日は柿がたくさん。葉は全部落ちているのに、実がたくさんあるのでなんだか不思議
蕎麦の花が満開だったり、たくさんのどんぐりが落ちていたり、季節によっていろんな「あ!」とか「お!」があって楽しい
終着点には駅舎風の建物も
終着点には駅舎風の建物がつくられ、少しだけど線路も敷かれている
こうして見ると「近江鉄道」の駅みたい
駅舎に自転車が入っている事自体が、本当だったら珍しいはずなんだろうけど…
自転車でそのまま乗ってもいい近江鉄道がすぐ近くにあるので、あんまりレア感がないのが残念だったりしてね
線路はほんのちょっとだけだけど、いろんな写真が撮れる
伊吹山が少し近くなった。もっと麓まで行ってもいいけど、この日はここまで
ちなみに右側の建物は「米原市伊吹薬草の里文化センター」で、中には「いぶき薬草湯」もある
ここの露天風呂がものすごく気持ちいいので、そして平日に行くと結構な確率で貸し切りだったりもして、広々開放的なので、春~秋だったら入って帰る
冬はどう考えても湯冷めするので、最初からパスする予定だったけど、冬季はそもそも週末だけの営業になっちゃうのね
次は春以降に来るんだろうし、そのときは露天風呂も堪能するぞ!
- 黒すし昼食 2,300円
2人で 2,300円 でした
※2023年12月現在
2023年12月13日(水)滋賀県米原市
「海鮮黒すし」「伊吹せんろみち」
彦根 → 伊吹せんろみち → 彦根(30km程度)
今回の自転車は
●OnebyESU「JFF Ti」
●Tern「Vektron S10」(e-bike)
この日の動画はこちら