暑い日は涼を求めて「河内の風穴」へ、お蕎麦と天ぷらが待ってるぜ
夏のサイクリングは「暑さ対策」が、最大の関心事になる。とにかく暑いし、どうしても直射日光を浴び続けることにもなるので、どうやって暑さ・日差しを回避するか? が問題だ。そう大問題なのだ
- 朝や夜に走る
- 休憩時間を長めにとる
- 涼しいところに行く
この辺りがベタな回避方法なので、今回は涼を求めて「河内の風穴」方面へ。ここ、本当にすごく涼しい。下界と比べて3~5度は違うし、冷たい水で水遊びもできるので、夏のサイクリングにはオススメ。ただし、そこまでは坂道なので、ちーっと気合を入れて
いや自分たちはe-bikeでラクしちゃうけどね
写真ではわかりにくいけど、河内の風穴へと向かうコースは山が迫ってくる! 感じがあって、それがすごく「旅に来た」気分に浸れて好き。彦根からそんなに遠くないのに強い非日常感と旅情が味わえるような気がする
多賀の山中「河内の風穴」方面へ
河内の風穴とは多賀町河内宮前にある鍾乳洞。内部に入ることもできる
その辺りまでのルートはしっかり舗装もされているし、頑張れば自転車で登れるくらいの程よい坂道なので、季節を問わず自転車で訪れる人も多い。風穴の前にはお蕎麦とかき氷を出すお店「風緑」さんもあるので、そのご褒美めがけて走るべし
このお店、定休日もあるんだけど、それ以外でも臨時休業が結構ある。でも登ってから「休みかーーーーー」とならないように、ちゃんと登りがはじまる前に「臨時休業」などと掲示を出してくれるので、ご褒美を目指すならそのチェックも忘れずに
この辺りは水がものすごくキレイで、冷たい。川べりに下りられるところもあるので、水遊びする人も多い。自分は「ちょっと水を触る」くらいしかしないけど、それでもすごく楽しみだったりして
坂道を登り、目指せ「河内の風穴」
坂道をエッチラオッチラ登っていく。河内の風穴までは、多分だけど登り始めてから4~5kmくらい。ところどころに「○km」の看板があるんだけど、「え、まだそのくらいしか登ってないの?」と絶望を覚えるほどではある(個人的意見)
折りたたみ自転車でも、リカンベントでも来たことあるんだけど… 最近はもうe-bikeでいいよね? みたいになっちゃって。でも「しんどいや苦しいを最小限にして、楽しいだけを最大化する」のが、自分的自転車旅のモットーなので、これでいいのだ
今回の自転車は?
今回の自転車は2台ともにe-bike
銀色の方(前)はTern「Vektron S10」。これはもういつものと言っていいくらい、愛用しちゃっている自転車
黒い方(後)はDaytonaの「DE01X」で、メーカさんからお借りしている試乗車。近所を走った感じとしては良かったので、今回は坂道も登ってみよう! とこの2台で出かける
ちなみに走った感じはDaytona「DE01X」は悪くない。むしろいい! 車体も軽いし、この程度の坂道なら問題なく走れる。むしろ軽快にグイグイよく走る
タイヤが細いので河内の風穴までは問題なくても、その後もう少し登るとなるとちょっと不安(道が悪く、石がゴロゴロしているので)な感じ。また車体の前側が非常に軽く、逆に後側に荷重が集中しているので、つい高速になりがちな下りのブレーキングには少し注意が必要かも? でも全般的にはすごくいい!
いろんな道を同じ自転車で走ると、違いがわかっていいなぁ
せっかくなので「権現谷」方面へ
河内の風穴を超えて、まだ先へ行くと「権現谷」と呼ばれる場所へと続く。その先も走ると、岐阜に抜けられるらしい。今回はせっかくなのでその途中まで走ろう! と思っていたんだけど…
写真のように大きめの石がゴロゴロ落ちている
注意すれば走れそうでもあったけど、山際には石多し、反対側は柵もない崖(?)。石で滑ると落ちちゃうかも? と思ったので残念ながらこの辺りで断念して引き返した
権現谷、すごくいいところなので久々に行きたかったんだけど… ここのところ、大雨なども多くて、落石もあり、なかなかたどり着けない
ちなみに以前行ったときの様子は
2020年に権現谷の方に行ったときの写真を
こういうところにある鳥居に心惹かれる
あきらめて道を戻ろう
また行けることもあるだろうから、今回は安全策をとって勇気ある撤退だ
ちなみに「クマ注意」なんて看板もこの地域では当たり前のようにある。さすがにクマは見たことがないけど、サルはお昼でもたくさん。この日も数匹は見ちゃった
「風緑」さんでお蕎麦をいただく
河内の風穴付近まで戻り、「風緑」さんでランチを
この日もお席は満席、夏はとくに混み合うし、お蕎麦は早めに終了してしまうことも多いらしいので、事前に連絡しておくのがいいのかな?
写真を撮っ後に、邪魔にならないところに自転車を停めて店内へ
お蕎麦と天ぷら、黒豆ご飯
メニューはシンプルで、お蕎麦に天ぷらと黒豆ご飯をつけるかどうか? だけ
結構ボリュームがあるので、自分はお蕎麦と天ぷらでお腹いっぱい。家族はいつも黒豆ご飯もオーダーする
お蕎麦ももちろんおいしいんだけど、ここで食べてほしいのは天ぷら
ご近所で採れたお野菜を使っているそうで、季節の野菜が色鮮やかに揚げられている。この日はナス、カボチャ、パプリカ、行者にんにく、ズッキーニ、紫玉ねぎ、ミョウガ… 他にもあったけど、なんだっけ?
お気に入りはしいたけ。ものすごく肉厚で、いつもめちゃめちゃ旨いんだ。子どもの頃はしいたけ大嫌いだったのに、今こうして大喜びで食べているって不思議だね
こんな日にはかき氷も最高
こんな日はかき氷も最高。かき氷も地元の素材を使っていて、季節でいろんな味がある。ので「今日は何があるかな?」と毎回楽しみでもある
イチゴは定番。抹茶もいつもあるかな? ブルーベリー、黒豆きなこ、後は甘酒とか、多賀人参なんてのもあったっけ
以前食べたときの様子はコチラで
帰路はおおいに寄り道だ
行きが上りってことは、帰りは当然下りなのだ。いつも帰りは速い&すごく楽しい。出過ぎるスピードをうまくいなしつつ、安全に、しかし楽しく下る
涼しいといってもやっぱり暑い。だからちょっと水に入っちゃう? なんて感じで、河原に下りてみる。何箇所か河原に下りられるところがあるので、そこから気をつけて下に
水遊びも少々
真夏に行くと、水遊びしている人も多い。滋賀って川で水遊びしたり、釣りしたりなんて風景が日常的にある。圧倒的に水もキレイなので、びわ湖のある県って違うなぁなんて思ったりもする
自分は普通の靴を履いているので、ちょっと水を触るくらいだけど、家族はアウトドアサンダルなのでじゃぶじゃぶガッツリ水に入っていく。いいなぁ
とにかく水がめちゃめちゃ冷たくて、すごい気持ちいい。夏の自転車旅は、水辺に限る
多賀大社さんにも寄り道
多賀大社さんにも立ち寄ってお参りを。8月上旬に行われる「万灯祭」の準備が早くもはじまっていて、夏感が増してる
この辺りは「糸切餅」が有名だけど、この季節は「糸切氷」なんてかき氷もある。そういうのを食べて帰るのもいいんじゃないかな?
滋賀らしい景色を満喫
農業県・滋賀には、田んぼや小麦畑なども多くて、そういう景色もすごく滋賀らしいと感じる。ほら、滋賀らしい景色っていうと、つい「びわ湖」とか「お城」とかになっちゃうけど、こういう景色にグッと来る
多賀からの帰り道は、近江鉄道沿いにこのグッと来る景色を堪能できる
この景色を味わいつつ彦根に戻って、この日のサイクリングは終了。往復30km程度だった
2023年07月20日(木)滋賀県犬上郡多賀町
「河内の風穴」「権現谷」「風緑」「多賀大社」
彦根 → 河内の風穴付近 → 彦根(往復30km程度)
今回の自転車は
●Daytona「DE01X」(e-bike)
●Tern「Vektron S10」(e-bike)
以前同じところに行った際のYoutubeもどうぞ